シアターグリーン 松本様インタビュー:UVC照射装置を使ったコロナ対策

昨年12月にシアターグリーンさまにはコロナ対策としてPRGのUVC照射装置をご導入いただきました。今回はシアターグリーンの支配人を務める松本和朗様にUVCを用いての感染症対策を始め、劇場における新型コロナウイルス対策に関してお話しを伺います。

 

UVC照射装置の導入と運用

--- UVC照射機をご購入いただいたのが昨年の12月でした。その直後の1月に緊急事態宣言が再度発令されました。ご購入時に気にかけていた事はどういったことでしたか? ---

松本:一番最初にUVC照射機を紹介してもらったのが昨年の夏でした。その時は劇場公演が徐々に始まった時期で、対策としては消毒や検温などの基本的なことを実施していたのですが、施設に対してどこまで消毒すれば良いのか正直わからなかったところがありました。一生懸命いろんな場所を拭いていたのですが、消毒用アルコールが当時は全然手に入らなかったこともありますし、何より拭き取りの時間が結構かかったため、それを効率よく効果的に出来るものはないかな?と考えていました。ちょうどそのタイミングでメディアでもUVCを取り上げ始めていて、一般にもそれが知れ渡ってきていたので、導入すれば利用者さんも安心できるのではないかなというのもありました。

 

--- ご導入から現在まで、どのような運用をしていますか? ---

松本:人がいるところでは使えないので、基本的には利用者の方々が帰った後の営業時間後に使っています。念のため公演団体さんにはUVCを使っても問題がないか確認して使っています。当初は私たちも退色などの問題がないか懸念はありましたが、色々試してみて問題はないだろうということで今は普通に使っていますね。

 

--- UVC照射機を実際使用していただいている中でご感想などありますでしょうか? ---

松本:タイマーが付いているので、つけっぱなしで帰ることが出来るというのが一つ大きいですね。今まではずっと拭き取り作業をしていましたが、その時間が短縮できるので助かります。あと、動体センサーが付いているので、セットした後にまたその場所に戻らないといけないこともたまにあるのですが、その時はちゃんとセンサーで止まっています。大型機(UVM216)も使っていますが、うちの劇場は結構段差があるため、持ち運ぶのは小型機(UVL72)の方が動かしやすいです。特に女性が運んだりする場合もあるので。大型のキャスター付きのものは1階の劇場で使っています。

リスクを減らすための対策と今後の取り組み

--- 普段貸し劇場として演劇の場を提供されているお立場として、感染症対策で気をつけている点はございますか? ---

松本:劇場側の我々が主に出来ることは、公演団体が中に入ってからの対策になります。先ほども言ったような消毒や検温などを含めた基本的な対策をしっかりするということですね。あと一番肝心なのはやはり、小屋入りからの意識の持ち方や対策がすごく大切です。だいたいの場合、公演が中止になるケースは小屋入りする前に感染が出てしまうということもあるので。主催者の方にもいつも以上にそのあたりを意識していただくということが肝心になります。昔は劇場を借りる団体さんと、事前に密に連絡を取るということはあまりなかったのですが、最近は事前にコンタクトを取ることが増えました。やはりどうしても感染者が出てしまうと中止せざるを得ないということになってしまうので。

 

--- コロナ禍ならではの取り組みなどがあれば教えていただけますか? ---

松本:配信はコロナ禍から結構注目されて、皆さんいろいろやっておられますが、もともとうちでは公演の配信をしているところがちょこちょこありました。地方のお客さんやその時間に来られない方に向けてということで。それがここにきて更に伸びてきたという感じですね。もともとそういう土壌があり、これからもっと増えてくるということを考えて、もう少し機材などを揃えて準備していきたいなと思っています。ただ我々も機材のレクチャーが出来るようにならないといけないので大変ですけどね。公演団体の方にもその辺の大変さは理解してもらいつつ一緒に作って行けたらと思っています。

--- 緊急事態の延長など、劇場さんでも公演の中止など厳しい状況が続いているかと思いますが、今後の劇場公演への想いなどいただけますでしょうか? ---

松本:昨年四月に公演が一度完全止まったことがあり、その後、六月ぐらいから少しずつ再開してきた流れがありましたが、その再開の時に、搬入する車が来て準備している時、数ヶ月ぶりにその光景を見て、普段は何のことはないですが、ちょっと目頭が熱くなるような思いがありました。感染前の日常がそのまま戻ってくるのは難しいですが、感染対策をしっかりしつつ、公演を続けていければと思います。あと今後はワクチンパスポートとか新しい取り組みも出来ると思うので、そういったものを活用して、みんなが作品を発表できる場所を提供していきたいなと思います。当分は「withコロナ」が続くと思うので、その中でも出来ることを広げていきたと思います。

【プロフィール】

松本和朗 (マツモト カズオ):

15年にわたりシアターグリーンの劇場運営に携わり、現在シアターグリーンの支配人を務める。長らく「若手劇団の登竜門」として認知されてきたシアターグリーンにおいて、幅広く多くの人が作品発表の場を持てるよう日々尽力している。

 

 

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