2015年11月、インドのモディ首相が訪英した際、ロンドンのウェンブリースタジアムで開催された歓迎イベントでPRG XL Video UKは照明、映像、リギングを担当しました。
イギリス・インド両首相のスピーチに始まり、両国の文化を表す踊りや音楽が演じられました。
プロダクション・ステージマネジャー Trish McGlenaghan、照明プロダクションマネジャー Mark Cunniffe、プロダクションマネジャー Tim Hudsonらが率いるPRG XL Videoチームがすべての照明、リギング、映像を担当しました。
リギングにはステージ上やスタジアム周りに様々な要素を配置しました。ステージオートメーションにはKinesysシステムを使い、ショー当日はPRGスタッフ Jay Callがオペレーターとしてオートメーションを操作しました。
照明クルーチーフ Luke Jacksonは照明デザイナー Mark Cunniffeのデザインを実現するため、500台を超える灯具をピッチ、ステージ上に配置しました。PRGのBad Boy、Best Boy HPに加え、100台を超すクレイパーキー Sharpy、80台のMythos、240台を超す SGM P-5 LEDライトが明るく鮮やかにステージを彩りました。明かりの厚みを増すため、ウェンブリーのピッチを囲むように機材を配し、4K Gladiatorや 2K Trouperなどのピンスポットは3階レベルに設置しました。
ステージ上の 16m x 7mのLEDスクリーンにはPRG XL VideoのCatalystメディアサーバーがフィードする映像が映し出され、メインステージ両サイドの2つのIMAGスクリーンにはPRG XLのLarge Karrera PPUシステムからライブ映像を流しました。
3台の Sony HXC-100 HDカメラと3台の Bradleyロボカムが映像をキャプチャーしYouTubeで4時間にわたりストリーミングされました。イベント映像全編はモディ首相の公式YouTubeサイトでご覧いただけます:
PRGスペシャルイベント営業部長 Steve Greethamは次のように話します「これほど大規模で重要な国際的なイベントであるのに非常にリードタイムが短かかったので、担当部門間の効率的なコミュニケーションが最も重要な要素でした。発注元クライアント、会場のウェンブリースタジアム、制作チーム、クリエイティブチーム、サプライヤー、すべてが協力して最高水準の一世一代のイベントを実現することが出来ました。PRG XL Videoの総合力が発揮されました。映像、照明、リギングの統合作業は非常にスムーズで効率よく、とても楽しく関わりあえた現場でした。」
国連デーの10月24日、創設70周年を記念し、国連の呼びかけにより世界各地のランドマークが国連のシンボルカラーであるUN Blueに染まりました。PRGのDan Dubofsky率いるチームは照明デザイナー Simon Clevelandと共に、ニューヨーク国連本部ビルのライトアップをサポートしました。