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PRGグローバル

沿革 Our History

PRG の会社としての成長は、ライブエンターテインメント業界におけるモダンテクノロジーの発展と並行するものでした。1982年、ジェレマイア・J・ハリス・アソシエイツとして、ジェリー・ハリスが設立したその会社は、後にハリス・プロダクション・サービス社と名を変え、またその2年後、シーニック・テクノロジーズ社の設立によりライブエンターテイメントマーケットにおける新しい装置の製作、またオートメーション技術の開発を目指し始動しました。設立間もないこの時期に特筆すべき出来事として、特許を取得したステージ・コマンド®モーション・コントロール・システムがデビューしたロングランミュージカル「オペラ座の怪人」(1988年)、そしてハリスがプロデュースしたラスベガス MGM グランドホテルの「EFX」(1995年)が挙げられます。ちなみに「EFX」の予算4500万ドルは、シアタースタイルのショーとしては現在でも最大級です。

1995年、包括的な「ワンストップ・プロダクション」サービスへの高まる需要に応えて、プロダクション・リソース・グループ有限責任会社(PRG)が設立されます。Vanco 社、シネマ・サービス社(1996年)、Bash 社(1997年)、プロミックス社(1998年)・・・PRG はその後の数年間、照明会社そして音響会社を戦略的に多数買収。1998年のライト&サウンドデザイン社、そして2004年の VLPS®ライティングサービス社の買収は、 PRG に業界の多くの独創的革新に携わった人材をもたらしました。同時に、業界をリードする多くの専用製品を現場に送り出すことで、PRG は他社とは一線を画する存在となり現在に至るのです。

2009年、ドイツに本社を構え、ベルギー、フランス、スイス、中国、南アフリカにオフィスを持つエンターテインメントテクノロジー会社 PROCON 社を買収、PRG は国際的な市場で大きく前進しました。この買収により PRG はユニークな国際的ブランド力と強力な存在感、そして顧客基盤を世界の主たる市場および拠点で獲得しました。そして、エンターテインメント・イベントテクノロジー業界におけるナンバーワンのリソース会社という PRG のポジションは、揺るぎないものとなりました。

2011年 First Events BVBA社の買収によりPRGの欧州におけるプレゼンスはオランダ、スペインへ拡がり、更にベルギーにおける拠点増強も果たしました。2014年にはドバイを拠点とする地域最大級のイベントプロダクションサービス会社であるGearhouse社を買収、中東湾岸地域のサービス地盤を固めました。そして2015年には映像大手のChaos Visual Productions社とXL Video社を買収し、PRG Nocturneと併せて映像分野のソフト、ハード両面にわたるサービス領域を拡げました。

今日、さまざまなショー制作現場において、PRGはエンターテインメントに関するテクノロジーを広範囲にわたる分野で統合し、業界の先頭を走っています。その代表的な例とも言えるブロードウェイの超話題作 “Spider-Man : Turn Off the Dark(2011)” でPRGは照明、音響、映像、ステージオートメーションそして膨大な量の大道具の製作に携わりました。2013年にはオーストラリア・メルボルンの劇場版King Kongに、シーニック・オートメーションの分野でGlobal Creaturesと密にコラボレーションし公演の成功に貢献しました。またアメリカHero Venturesとパートナーを組み The Marvel Experienceで困難な技術サポートをやり遂げました。これらのプロジェクトでプロダクションテクノロジーに新基準を打ち立てたように、PRGは今後も関わるすべてのプロジェクトについて同様であり続けることを目指しています。

 

Jeremiah “Jere” Harris  Executive Chairman, Chief Creative Officer & Founder
ジェレマイア・”ジェリー”・ハリス

4世代続く舞台業界の家系に生まれた PRG の創始者であるジェリー・ハリスは、1970年代からブロードウェイのシアター・プロダクションに積極的に関わってきました。ジェリーの曾祖父は英国の劇場支配人、祖父は伝説のプロデューサー/演出家 ジョージ・アボットのカンパニー・マネージャー、そして父のジョセフ・P・ハリスは、「シカゴ」「ダンシング・アット・ルーナサ」「The 1940s Radio Hour」など200を超える作品のプロデューサーであると同時に4回のトニー賞受賞者でもあります。また母の ジェラルディンは「ガイズ・アンド・ドールズ」「絹の靴下(Silk Stockings)」といった有名なミュージカルに出演する舞台女優でした。ジェリーの3人の兄弟も、現在演劇業界で働いています。

ジェリーが業界のキャリアをスタートさせたのは16歳の時、ブロードウェイにおける装置製作の仕事でした。それから10年を待たずして、70〜80年代当時最大規模であった舞台マネジメント会社、シアター・ナウ社のプロダクションマネジャーに指名されます。

1982年 ジェリーはハリス・プロダクション・サービス社を設立、ライブ・エンターテイメント業界におけるプロダクション・マネジメント・サービスの提供を目指します。ハリス・プロダクション・サービス社は、その設立当初から、「美女と野獣」「スターライト・エクスプレス」「マダム・バタフライ」「インスペクター・コールズ」「スウィート・チャリティー」、また多くの大規模な企業イベント、特殊なイベント、そしてモーターショーなど500以上のメジャーなプロダクションに関わるようになります。

1984年 ジェリーはシーニック・テクノロジーズ社を設立、ライブ・エンターテインメント市場のための新しい装置製作と、オートメーション技術の開発を試みます。時を経ずして、シーニック・テクノロジーズ社は独自のモーション・コントロール・システム、ステージ・コマンド®を発表、装置のオートメーション化に革命的な手段をもたらします。このシステムは、ブロードウェイの人気ミュージカル「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」、ラスベガスのショー「マスカレード・イン・ザ・スカイ」、ユニバーサル・スタジオのアトラクション「ターミネーター2 3D」「ツイスター」、そして多くの企業イベント、展示会、モーターショーなどで採用されています。

包括的な「ワンストップ・プロダクション」サービスに対する顧客ニーズの高まりに応え、1995年 ジェリーはハリス・プロダクション・サービス社、そしてシーニック・テクノロジーズ社を基盤とする新会社、プロダクション・リソース・グループ社を設立します。そして照明・音響・ビデオ業界の主要会社をグループ傘下に従え、PRG は、エンターテイメント・テクノロジーを提供するグローバル会社へ成長を遂げるのです。
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